施主へメール
 庄司氏には事前に土地を見てもらうことをメールしておき、話しもそこそこに一緒に現地へ出かける。 やはり、工事の関係で隣の土地の使用ができるかどうかが気になるが、問題ないとの返事をいただいた。さて、いよいよ腹のくくり時である。 共働きといっても、世帯主はしがない個人事業主。ここで、大きい借金を抱えて大丈夫なものか。正直不安はかなりあった。今ならやめれる.....
しかし、この辺が母親譲りの性格でいざとなりゃ結構思いっきりがいい。家内もOKを出してくれた。
 さてこれからが、不動産屋”住宅開発”さんとのやり取りになる。担当してくださったのは、Nさん。偶然にもまた40年生まれの同い年のキャリアウーマン。 この後も、銀行との手続きとかでなにかとお世話になった。今まで賃貸契約の経験は多々あるが、買うとなるとかなり勝手が違う。  まず値段交渉である。2000で売に出ていても、当然買うときにはある程度交渉できる。紆余曲折のすえ、現状渡し(古家付き)ということで、先方の希望額より50万値切ることができた。
結局、坪80万円台で購入できることとなった。神戸市街地では、奇跡的な値段であった。まあ、後になっていろいろ苦労の種になってくるのであったが。
 11月18日に物件FAXをもらってから、11月24日に買うことを決めてしまった。怒涛のような数日であった。 30坪に満たないため、公庫が使えないので銀行ローンとなる。妻との共有名義でなんとかローンを組めるよう。
契約 いよいよ、手付金の引渡しと売買契約である。まだ、S銀行とのローンは正式には決まっていないが、ローン特約というのを契約時に付けてもらうことで、万が一審査に落ちても手付金は全額返ってくるというものである。契約は、12/2売り元のY不動産の応接室で行われた。売主さんとも、ここではじめてお会いした。
 一通り契約の説明が終わり、たくさんの印鑑をついた。 最後に記念撮影と称して、売主さんと手付金と一緒に写真をとってもらった。これは、あとで売主さんが違う人だったって事がないようにとの念には念をの画策である。(^^; ちなみに、契約説明もマイクロカセットで録音したつもりだったのだが、長いこと使っていなかったので壊れていてこれは失敗だった。 後日、S銀行とのローン契約も何とか無事終了し、めでたく私たちの人生はS銀行に首根っこを押さえられてしまったわけである。
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思い切って買っちまおう!
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 実のところ、施主さんとこれから買うという土地を一緒に見に行くのは初めての経験でした。建て替えの話が多かった為、これから土地を買うというお客さんを目の前にしたのは竹田氏が最初だった訳です。既にある土地で何かをしようと言うのとはちがい、土地を買うのもこれからというわけですから、問題ないでしょと安易に言ってしまったものの考えてみたら大変な事に気が付き落ち着かない気分でした。
 不動産と言うのは早い者勝ちみたいなところがありますから、買いそびれると後々後悔するかも知れませんし、かといって飛びついた後で何か問題が出たらどうしよう。何しろ、同年代の施主さんが大金はたいて買うのです。自分の一言も影響して決まってしまうと考えると責任重大。役所に廻って建築の制限等を確認し、一応希望はクリア出来るはずと思いつつも、間違いはないかと気にかかります。
 不動産のビラには電気・ガス・上下水道全てが整った様にも思えます。結果はオーライだったのですが、この記述には少々問題がありました。上水道に関して言えば古い建て売りの区画であったのか、現在ある古家には水道も来ていると思いますからそのままだと問題があるとは感じません。しかし、たまたま竹田氏の購入しようとする土地に上水道の引き込みが直接あったのですが、実はもともとはその土地と接する2つの隣地と共同引き込みの状態になっていました。現在戸建てでは一敷地一引き込みが、通常基本です。この引き込みがもし30センチずれていれば、あるとばかり思っていた上水の引き込みが実はなかったということに気がつくわけです。もしそうだったとすると、上水の引き込み費用が別途かかってくるわけで、これが思いのほど高く付きます。本管までの距離が長ければ長いほど費用は嵩むことを注意しておく必要があります。(その後の経緯については竹田氏が後に触れています。)
 昔からあまり変化のない土地を購入されるときは、確認するに越しません。自分の土地に来ている水道だと思っていたものが、実は裏の土地に行くものだったと言うこともないわけではありませんし、権利関係でモメ事の種になることもありますので。