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さて、基礎が完成したら,いよいよ工事の一大ショー”鉄骨工事"である。鉄骨といっても,考え方は在来木造工法とおなじで、柱と補助構造(筋交い)などで、組み上げられる。
鉄骨は予め、工場で寸法どうり加工され,錆止塗装の後搬入される。
今回の鉄骨は,重量鉄骨である。かなり肉厚のゴツイ物である。
これが今回は意匠としても生かされることになる。
現場では,クレーンととびさんが縦横無尽にたちまわり、次々と鉄骨が組み上げられていく。大部分はボルト締めで組まれるが,一部現場溶接も行われた。
いよいよ、建て物の大きさが見えてきた。意外と大きい。
基本的な骨組みは、ほぼ1〜2日で組みあがる。
3Fの屋根、2Fの床にはデッキプレートが敷かれ、いろいろ問題の種になった,階段も設置された。
しかし、今回の建て物は,これに対して細い鉄骨で形作られた階段室の骨組みがくっつく。(内輪では、これを鳥かごと呼んでいた。まさにそのとおりです。)この作業があるため、現場での取り合いはかなり複雑を極めたよう。いやはや、机上で勝手に作った大きな階段室は、実際に作るのにはこんなに大変なものだとは....
しかしまあ、建っちゃいましたよ,とうとう。
まだ完全にできあがってはいないが,上にのぼれるとのこと。
おそるおそる鉄骨の上に上がってみる。
何とも不思議な気分です。エベレストを制覇したような(もちろん、そんなことしたわけではないですが)達成感があります。
まだ、壁が無いため部屋の広さを正確に推測できないが,そんなに狭くはないなという感じである。
早くできあがってほしいという気持ちの一方で,この何ともいえない子供のころの自分だけの秘密基地を得たときのような喜びをもう少し味わいたいなというのもあった。
といってもそうはしていられない。工期はすでにずれ込んでいる。
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